拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

2021-01-01から1年間の記事一覧

万葉の思い

政治経済事情がかつてないほど低迷している日本に対して、恋い焦がれる世界中の若者たちがいるのは何故だろうか? あるヨーロッパ人のYoutube報告によると、今年イギリスで一番利用された語学アプリDuolingoは『日本語』だったそうだ・・・。 その理由は色々…

最期の一句

2021年今年最期の一句という意味であって、辞世の一句というつもりはないけれど・・・。 無理やりこじつけ、『愛国海外在住者の義務』の観点から今年一年の日本を振り返った感想の一句のようなものがあっても良いだろう。 そこで一句 『 下衆どもに 政治まか…

『 南 無 』 の 暮

異国の祝祭日、のNoél(クリスマスの仏語)も昨日すんだが、コロナ禍の中それなりに各自、雰囲気を盛り上げているのを観て ヨーロッパ人にとってその重要度を再確認した思い。 キリストの誕生日をこれほどまでに祝福する西洋人を横目で観て、仏陀の誕生日す…

一句詠みたし…ある冬の午後

ウトウトしそうな今日此頃、久々に一句詠わせる気分になった。 以下三句は同日に詠んだ句。 『 モノノケに 不意襲われし 冬の午後 無邪気まとった 純白の犬 』 一撮 昨日、田舎にある相方の従姉妹の家を訪ねた。 談笑したり、付近のブドウ畑の道を散歩したり…

マトリックスのサングラス

昨日、マトリックス−レザレクション・・・を観てきた。 日本では世界に先駆けて早めに公開されていたので、Youtubeにはマトリックス・ファンによるネタバレ『有り、無し』の解説・感想動画が沢山出た。 それを懸命に見て勉強したうえで、劇場でフランス語版…

今どきの少年 ・ Y

昨日、相方が立ち上げた『お早う御座います−日本語会話会』第三回目をそばの喫茶店で行なった。 相方が言い出しっぺの会で、『日本に行ったことがあり、ある程度日本語ができる人の集まり・・・』という第一条件でアプリを通して 募集したが、結局同じアパー…

結界の国 『日本』

日本を訪れる外国人にとって、強く印象に残るものとして『鳥居』と『禅庭』・・・が考えられる。 私はスイスに住んでいて、日本に旅行したスイス人等の話を聞く機会がよくあり、『私は Shinto(神道) が好きです…』という外国人が結構いて驚く。 私自身は禅…

イチ・ジイ(地球重力)の有難み

今現在、地球上空約400Kmを周回している前澤友作氏の中継動画を見た。 短い動画の中、彼が話したことで印象に残った言葉があった。 『重力の有難みを実感しました・・・』 私はこの一言を聞いて、重力だけに『重い』…と駄洒落ではなく評価。 何百億円払った…

日本『悟』学のススメ

世界的ベストセラー『ホモサピエンス全史』の著者、ハラリ氏がYoutubeで若者たちに提言していた。 1〜2040年の世の中や雇用の動向など誰も予測不可能である。 2〜いま学校で何を学んでも40歳になったら通用しない。 3〜『精神の健康と感情知能を高めるこ…

魂 (タイムマシン)

例の『最新安楽死マシン』の写真を見て以来、私の頭からあの形状が離れない・・・。 あまりにカッコイイ形状にいつしかそれは、私の中でタイムマシン…に変わっていた。 このあたりからいつもの妄想がどんどん湧いて… 『タイムマシン、タイムマシン・・・』と…

初雪や・・・

昨日のブログで載せた『新型最高級棺』・・・の写真は、おそらく沢山の人にショックを与えたのでは?・・・とちょっぴり心配していたところ。 案の定、今朝の別な新聞がスイスで『自殺ほう助業』を営む2社『Exit・Gignitas』のうちのExit社が、 この新型安楽…

ルーツ

昨日フェイスブックやツイッターで、若き女性写真家でコメンテーターの安田菜津紀さんが 『在日コリアンの父に差別的投稿をした二人に対し提訴・・・』という記事を目にした。 Youtubeなどで時折、政治的コメンテーターとしての彼女を見かけて、的確で慈愛に…

廬山は煙雨、浙江は潮・・・

今日はなんと、いまから2500年前に、釈迦がマトリックスから覚醒した日・・・である。 一般的にはほとんど知られてないが、禅寺、ことに臨済宗の禅寺では今日12月8日が最終日となる一週間を 臘八接心(ろうはつせっしん)と呼んで一年で一番厳しい…接心が行…

阿修羅の合掌

実は、39歳の時、スイスに移住するにあたって日本で習い覚えた中国の気功体操『練功十八法』をベースに 『禅』のエッセンスのほんの一片でも西欧人にも伝えることが出来ないだろうかと、何かと工夫した図がこちら↓ 調身・調息・調心を備えた優れた気功体操『…

『恋』 と 『変』

まぁ、この歳(69)になったからこそ話せることも、あるんじゃないかなぁ〜・・・ 『色』とか『空』とか話していて、煩悩の典型『色』の代表『恋愛』について思うことなど。 30年前スイスに来て出会った、ニコルの従姉妹の3人の息子達は、当時5,6歳。 今…

円覚の三学(戒・定・慧)

禅寺で禅の修行をしている時、私の場合であるけど…。 その『しきたり』に則り、ただただ坐ったり、歩いたり、お経をよんだり、老師の提唱を聞いたり 作務をしたり、茶礼や食事をしたり、独参したり・・・淡々と修行をしていたわけであるが それがその頃や、…

大学より円覚

どうしてこうも、いつもいつもオヤジギャグ…的タイトルになってしまうのだろう。 私の学歴は一応、高卒であるけれども、実質中卒のようなもの、高校の3年間まったく勉強をしなかったからだ。 入学時、母子家庭で生活保護受給していたが、高校1年生のとき母が…

” マトリックス ” の復活とは …

映画マトリックスが公開されたのが1999年、22年前という時間が微妙でおもしろい。 『人間が生きている世界はじつは ”仮想世界=マトリックス”だ・・・』がテーマで、世界中の人々に衝撃を与えた作品。 その4作目の映画がこの12月17日、アメリカに先駆けて日…

ノギヘン の 『私』

いつも独りよがりな滅茶苦茶いっているけど、今日の『ノギヘン』ほどではなかったであろう・・・。 まさに『考えるな、感じろ…』のブルース・リー師のお言葉を受けて『考えるな、漢字ろ!』と自己を叱咤激励したすえの『ノギヘン』であり、 円覚寺の老師から…

アリの郷里

新居に引っ越してから最初の、同じアパートで友人になったカナダ人女性、アリさんが我が家に遊びに来てくれた。 彼女は10月の『隣人まつりの日』に世話人を買って出て、夫と共にオーガナイズ、アパートの中庭で越してきたばかりの 住人たちの顔合わせパーテ…

まぶしい地球

先日、朝日デジタルに3回目の宇宙飛行から帰還した宇宙飛行士、野口聡一氏の話が載っていて 彼の述べることがらにビンビン私の琴線が響いた・・・。 『 野口氏は1965年生まれ、1996年に宇宙飛行士候補に選抜され、2005年ディカバリー号ミッションに参加。 2…

蓮華国

私は『仏教』という抹香臭いモノを、現代人の感覚にマッチした捉え方…というようなものを模索している。 でも、あ〜だこ〜だ妄想しているうちに、気がついたら仏祖と言われる人々が提供した発想にドハマっている自分を観る。 そういっても私が体験した仏教界…

円は縁

漠然と『円』を妄想していたら『縁』に行き着いた。 金には縁が無いので、『円』といっても金の話ではなく、禅僧が悟りを表すときの書で描く円相の『円』だ。 円が縁だなんて、オヤジギャグにしても低レベルとは思ったが、いやいや、ちょっと待てよ・・・ ひ…

急がば回れ!

この図は、もう三十数年前より私の部屋を照らしてくれている、仏教カレンダーの作品で、いまでは作者の名前すら不明の優れた作品である。 たぶん私はこの図『天上天下唯我独尊』から、これまでどれほど『閃き』=インスピレーションを頂いたか知れない。 私…

『サムライ伝説』を観る

昨日10日、友人に誘われてスイスの首都ベルンの歴史博物館で11月4日から来年6月5日まで行われている、『SAMURAI-Legend』という 日本のサムライが戦闘のとき身につけた鎧兜・・・などを中心に『サムライ文化』を紹介したアメリカはダラスにあるプライベート…

絆のビリヤード

一昨日、相方の両親宅へ訪ねたとき、いつものように義父とビリヤードをしたが、今回は1 勝 5 敗 で私は大敗した。 4,5年前の私の定年退職と義理の両親の老齢化にともない、私は2週間に一回のペースで両親宅を訪ねるようになった。 義父は昔、ヨーロッパ…

『れいわ』旋風

ちょうど私が30歳のとき、1982年に封切られたリチャード・アッテンボロー監督映画『ガンジー』を観ることで 私は私の人生における最初の『尊敬すべき人物』を見出すことができた喜びを得たものだ。 その後、禅の修行をすることで、鈴木大拙の存在を知り、彼…

野生へのロマン

秋になると、ヨーロッパの各地で『中世祭り』が盛んに行われるのだが、これもコロナ禍の影響で影をひそめている。 どんな祭りかというと、ヨーロッパの時代を中世にさかのぼって、お城のある地方では城内外の一角を17〜19世紀そのままの 雰囲気を醸し出すべ…

『 れいわ 』 の 千両役者

私はこの、出来たての非常に短いメッセージ動画を見てある感慨に浸った。 ちょうど10年前の福島原発事故を契機に役者を辞め、政治家の道を歩み始めた山本太郎。 はじめのうちは、役者の世界に後ろ髪を引かれる思いを時折垣間見せていた山本太郎・・・ いま…

現代僧侶物語

最近、湯船に浸るとき私はスマートフォンから流れるポッドキャスト『Temple Morning Radio』を聞きながら入っている。 爽やかな音楽に松本紹圭さんの声が重なる『お寺の朝から始める、安養な生活。あなたのウエルビーイングがととのう』・・・で始まる。 普…