拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

素一致(2)〜公案という十字架を背負って

昨日スイッチの話をした。 そうすると『素一致』が入ってしまった。 スイッチを入れるとは、別に例えれば『鍵』と『錠前』がピッタリと合った時に開かれる状態。 つまり、『問』と『答え』のようなものか・・・。 問の無いところに答えも無いという。 禅修行…

素一致 (スイッチ)

『もう一人の自己』・・・そういったものに気付かなければ。 そんな根源的な欲求…を呼び覚まそうとするのが、仏教・・・特に『禅』にはある。というか、『禅』にはそれしか無い。 そういった心持ちへ『スイッチ』を入れる・・・それを仏教では何という? 法…

時計仕掛けの『五輪』ピック

昨日金曜日ついに始まってしまった東京オリンピック。 これだけ『祟られているような…』(ある友人のセリフ)東京オリンピックは、『ブルーインパルス』ジェット機が吐き出す『五輪の煙の輪』ですべて 『御破算でねがいましては・・・』状態となり、オリンピ…

風呂桶の響き

じつは一週間早まり、明日の金曜日に今度引っ越す新アパートの鍵を貰い受けることになった。 何せ、引っ越すと言っても未だアパートの室内を実際に見ていないのだから、我々夫婦はもうだいぶ前から興奮気味であった。 『あ〜ぁ、いよいよ30年近く住んだこの…

覚悟への縁起

前々回のブログ『大丈夫教〜その2』に『悟り』という言葉について『覚り』が、より本来的なのでは・・・と書いた。 何気なく書いたのであるが、後で考えると『覚り』と『悟り』で、二つ合わせて『覚悟』になるなぁ…としみじみ思ったのである。 『覚悟』とい…

在瑞三十周年の日

スイスに住んで今日で30年の歳月が過ぎた。 『アッ!』・・・といういう間だったような。 今になって思うのは、自分はスイスに住んでいるというより、日本の外に住むことで『日本』をより客観的に眺め、自己についてもそれまでの一切の シガラミを断った環境…

大丈夫教〜その2

大丈夫教・・・というと、なんだか響きが怪しげな新興宗教のようであるから、もとのまま『禅』といったほうがカッコいい。 ただしかし、『禅』はカッコいいが、とっつきにくく、人をして拒絶する厳しさが突出するばかりで、人を寄せ付けない『難』があって …

おふくろの味

先日、9年ぶりに引越し屋の同僚にあって旧友を温めた。 同僚は私より6歳年上の女性で、引越業務の事務一般を担当、見積もりはいつも一緒にお客様の家に出かけ、帰りは喫茶店でお茶を飲んだりした。 そもそも私を引越し屋に勧誘してくれたのも、昔ガイド仲間…

大丈夫教

我が『オヤジ・ギャグ』の最高峰・・・となるか? 『大丈夫教』… 『大丈夫教』とは『仏教』が行き着いた姿・・・を『オヤジ・ギャグ』風に言い表した『大乗仏教』のカジュアル版である。 二十数年前、引越し屋として現場へ向かうトラックの中で相棒の下請け…

『ビックバン』その前と後

7月らしからぬ天候、スイスなら可能と思われる『夏無し』の夏になるのでは・・・と心配になるほどの悪天候に 先週は夏風邪で三日程ダウン、何十年かぶりの下痢で決着がついたのか回復した。 そんな日の一日、普段読むことのない山田無文老師著の『臨済録』な…

映画 『メッセージ』 を観て

昨日、映画『メッセージ』を観た。2017年公開アメリカでの原題『Arrival』、ドウニ・ビルヌーブ監督作品・・・以前に観たと思うけど、その時は意味がわからなかった。 今回、2度観て、この映画について少し勉強してみると、この映画は単なるSF映画、宇宙人ら…

『 禅 』 から 『 Zen 』 へ

そもそもは鈴木大拙が世界に向けて発信した『禅』。 現在では『Zen』として世界中で受け止められ、大概の日本人同様『不可解』ながらも、何故か誰もが気になる『Zen』。 『不立文字』・『教外別伝』・『直指人心』・『見性成仏』が、本当に5世紀に達磨さん…