拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

2025-03-01から1ヶ月間の記事一覧

拈華微笑の完結

ブログタイトルを『拈華微笑』で書き始めたのは、記録によると今から16年前の2009年11月となってる。 しかし、どうしてブログタイトルを『拈華微笑』・・・としたのか? はっきり理由が解らずにいた。 ブログを書き始めるにあたり、タイトルを決めなければな…

龍と玉

目下、奈良旅行の写真の整理をしているところだが、その中に思いっ切り爺(ジジイ)然している自分の姿に呆れた写真があった。 約一ヶ月の奈良滞在中、相方の従姉妹の息子夫婦とその赤ちゃんが我々が借りているアパートに、三泊四日の日程で泊りがけで遠方か…

仁去来の旅

今回の我々の『奈良の旅』というのは、去年の夏過ぎ、相方が来年の2月に日本に行こう…と言い出し、『では奈良に一ヶ月』と提案したのは私だった。 大きなスーツケースを引きずって、アチラコチラを移動するタイプの旅行はしたくない…という希望は以前から有…

2025春の彼岸に『弥勒』考

禅の修行はしたが、仏教学はまったくしていない・・・立場の人間であることは、これまで何度もこのブログに書いてきた通りであり、 また、先祖代々を引き継ぎ祀るという家庭とは、正反対な家族バラバラな中で育った私は、『お彼岸』という仏教的な慣習などに…

結界の鳥居くぐれば・・・

3月14日(金)にスイスに戻り今日で4日目…、時差ボケが抜けたのかどうか? 自分で定かではないところが、抜けてない証拠で 単に『時差』の問題だけではなく、やはり文化的『事差』というのが、歳のせいか・・・何時までも禿げて髪がないのに後ろ髪を引かれる…

『極楽情土』の島国

根っから乗物に弱い自分が露呈した13時間の大阪〜ヘルシンキ飛行を経て、3月14日午前10時頃スイスはジュネーブに到着。 もう10年ぐらいは、こんな旅はいいかな…と思えるくらい、クタクタになって我が家に到着すると、 留守中被せていた小さなテラスのテーブ…

常不軽菩薩の出現・・・か

巡礼の旅もほぼ半ばになって、相方の古い友人マサ子夫婦が東京から2泊の予定で訪ねて来てくれた。 彼らに会うのは20年ぶりだが、漫画の『のたり松太郎』の小型版のようなご主人は相変わらずマイペースだし、人が良すぎるのが欠点のようなマサ子さんも相変わ…

考えるな、観じろ!・・・

思えば、この旅の出発2日前にコルチゾン注射を打ち、その前までの一週間半、坐骨神経痛のためベッドに横になることもままならず毎日寝不足に悩まされ、痛み止めだの、炎症どめだのと普段の自分からしたら大量の薬を服用しての旅立ちであったことを思えば、極…

如来システム

ささやかな古寺巡礼ながら・・・実際に他の人々と神社仏閣を巡ぐることで、幾つか気付かされた事があった。 そしてそれは、私の今回の巡礼の旅での最も重大な収穫であったのではないか。 歴史的に残った仏閣の奥には、如来像や菩薩像、不動明王像などが時空…