拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

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バカンス考  

2011年 05月 22日

 いよいよバカンスが終わろうとしている。
バカンス=旅行・・みたいな風潮がこちらではあるけど、ボクに言わせれば
それはとんでも無い勘違いと言う事になる。大金を払ってたいした普段と
代わり映えしない世界を見聞するよりは、「目から鱗」の一冊をひもとく
事のほうがどんなに充実感を得られることだろうか。
しかし、これって「オタク」とか「引き籠り」系の生き方であろうか?
ボクの場合はどちらかと言えば単なる「貧乏系」であるが。

第一、滞在20年になると言っても、かって憧れた外国はスイスに住んで
いる身としては、仕事のないバカンス中ぐらいその日常をじっくり味わい
楽しむほうがより開放感があるというものである。
ただ、我が妻ニコルの立場にすれば、朝、昼、晩、の食事仕度、掃除
洗濯、買い物はバカンス中ぐらい「真っ平御免」というのも御もっとも。

というわけで、貧乏系としてはパリ2泊3日へでかけ、くたくたになって
帰ってきて、やっぱりローザンヌはいいね、という結論に落ち着く。

が、・・・ボクも日本人、原発事故が覆う暗い雲がたえず
頭の片隅に影を落とす。ネットのおかげで様々な情報がえられる。
原発事故の恐ろしさがじわじわ感じられる晩春。