拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

消えた人種

  よく考えてみると ボクの視界からは いつの頃からか 「人種」というのが すっかり消えていたことに 気付く。 というか気にも止めていない。
  まぁ、いちいち気にしていたら キリがないくらい 沢山の人種に 普段取り囲まれて 生活しているのだから 当然といえば云える。
  
  人間というものが よくわからなかった時は 肌の色とか でかい、小さい、きれい、エトセトラ。 外見上に眼が奪われて いて
  人間の肝心なものに 眼が行かなかった 。

   今は 知性 と 智性 の 違い のみが ボクには 観えるだけ。

  バスに乗って 大変混んでいる 2席向かい合っている座席があり 窓側の座席が一席 空いている けど 通路側に 一見知的な男性が座り込み知らぬ顔。
  前の人と 膝がくっ付くほど 狭いので その男性が 窓側に席を移動しないと 誰も座ることが 出来ない・・・ような状況を 一昨日見た。

 その時 ボクは 気がついた 人間には 二種類の 人種しかないことに。 智性 のある人 と ない人 ・・・・ただ それだけであると思う。

 知性しか ない人には  智性の 働きが わからないのだと・・・。

 人が 成長する というのは 智性の 覚醒ではないだろうか。  

  今、 日本で 世界で 様々な悲しい 出来事が起きているが 知性ばかりで 智性のかけらもない 人達がトップに立っているからではないか?

           
            この絵は ニコルの 初期の作品で 下手だなぁ~・・・と 思いつつも 魅せられる不思議な力が
                 あって じょじょに  彼女の 才能(智性)を 知らされたつつあった頃。

                   
                         ニコル: 題( ふたり )