テレビニュースが ヨーロッパ各国で 寒さのために 死んだ人達の人数を報じていた。
ボクが住んでいる 辺りは 先日降った雪はもう ほとんど溶けて 無いにもかかわらず 鼻にツンとくる 底冷えの空気
それに 容赦無く吹きまくる北風(ビーズと名付けられている)が体感温度を下げる。
寒い・・・というだけだが 大袈裟に云えば 「命を落とす」ほどの状況 のせいなのか 街中を歩いていても 他の人間との
連帯感が 生まれているような 気がする。
人を慈しむ、互いに気遣い合う・・・そんな感覚が 確かにあることを 今回強く 感じた。
その事を 放射能汚染問題と 一緒にしたくはないが せめて放射能の毒性が 寒波のように 人が感知する事ができたら・・・
東電や政府にたいする 人々の反応も 大いに違っていたであろうに・・・と思わずにいられない。
マーチン・ルーサー・キングの言葉に
『後世に残るこの世界最大の悲劇は、悪しき人の暴言や暴力ではなく、善意の人の沈黙と無関心だ。』というのがある。
放射能の毒性というのは まさに「善意の人の沈黙と無関心」のように なんの危機感を人に与えず 一見無害のようで
あるからこそ 最も残虐極まりない 悪魔のような 存在であると思う。
大手メディアが 悪魔に魂を売ってしまった現在
そのことに気づいている 少数の人々による 警告のみが この悪魔の正体を 描いて皆に見せているのだ。
今ツイッターで話題になっている和田誠さんのイラストは、正にその一つだと思う。
