拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

土を求めて

 3・11をひかえ 世界中の至る所で 東日本地震で亡くなられた方々の追悼と フクシマそして日本の復興を願う 様々な催しが行われるようだ。

 ボクも スイスの小さな街の 教会が主催して 日本への応援のメッセージを込めた日本人による展示・ドキュメンビデオ映写会など の企画
 の話が 日本人の友人に来て その彼女と 教会が有している小さな一室で 二人展をすることになり 週末に展示準備をしてきた。

 小さなスペースに 写真と人形と ボクと彼女という個性の違う 二人による二人展。 

 上手くゆけば相乗効果で 面白い空間を 現地の人々に楽しんでもらえるし ・・・ 。
 
 しかし 世界観が違う作品群が 共鳴するように 展示を工夫することは そう簡単なことでは なかった。

 そこに 彼女の良き友人スイス人女性が手伝いに来てくれ その彼女が来た途端 展示が流れるようにはかどった。

 問題なのは そのスイス人女性で 彼女とは今回が2度目の対面であるが こうまでバリアーフリーの人間に出会った
 事がない!・・・と言えるくらい 打ち解けて話のできる 外国人というか 人間は 珍しいのでは!と 思ったのだ。

 彼女も様々な経歴の持ち主らしい・・・なにせ 舞踏を体得するために 来日した 人。
 彼女曰く 「 土を求めて 日本へ行きました 」 確かに 「土」と云ったような気がしたのだが?

 土を求める・・・と こういう人間が できあがるのだろうか。

 ちなみに この二人展のタイトルは “拈華微笑” なのだが  彼女の場合 全世界的に “拈華微笑”だ。