拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

荒城の月

  昨日 9日金曜 会社でしんどい事があり 考えるともなく いろいろ考えながら 二人展会場のBienne街 へ2時間弱の電車の旅。
     二人展のオープニングが 18時半から行われるのだ。

  18時に到着、旧市街の教会の前にある展示場の 窓を見た時 素晴らしさに 仕事のことは一切忘れてしまった。

       
      出窓のショウウィンドウが 典子さんの工夫により 二体の 歌う人形と ボクの写真2枚が活き活きとしていた。

  そもそも 人形作家の シュタイナー・典子さんと 二人展をする時、そのタイトルは この人形の写真を見せてもらった時すでに
  決定していたような ものだった。 「拈華微笑」(たまたまボクのブログ名)・・・以外になにが あったであろう。↓

       

 
  Bienne(ビエンヌ)はバイリンガルの街であるから 主催してくださった 教会関係者による フクシマ そして日本への
  慈愛に満ちたメッセージは仏語、独語二ヶ国語でスピーチされた。
  意味のわからない独語のスピーチに 時折 ボクの名前が 繰り返されるのが なんか不思議・・・。

  その二ヶ国語のスピーチの間に 現地の 青年バイオリニストによる 「荒城の月」をベースにした即興演奏は ボクばかりでなく
         

  「海の鎮魂」の願いを込めて 典子さんが作った 新作・(碧を纏う)人形も 深く聞き入っていた。

  このバイオリンに ボクはかなり心を揺さぶられた。 

   小さな会場に 来てくださった人々も 「荒城の月」を分かち 各々黙祷を捧げていた。