拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

舞う如く テニスボールを 追う君に

  ニコルが今朝から そわそわしているのは 今日の午後 ウィンブルドンテニス決勝 フェデラー対アンディ・マレーの試合
  があるからで 準決勝で最大のライバル ジャコビッチに勝った時は ボクの仕事中にも電話をしてきたくらい興奮していた。


  フェデラーも
  31歳になり 三歳の双子の娘の父になり 身体的にも下り坂なのだろう 最近はどうしても準々決勝、或いは準決勝あたりで
  負けることが多く 得意の芝のウィンブルドンでも ジャコビッチに勝てるかどうか?・・・疑問視されていた。

  ボクがスイスに来たのが 1991年であるから 1981年生まれのフェデラーは 10歳であったわけだが
  彼が20歳の時 初めてウィンブルドンでサンプラスを破って 初優勝を飾って以来 
  今日まで11年間 一年中 彼の活躍をずーっと 見つめてきたことになる。

  その点では ボクはすっかり スイス人になってしまった気がする。 しかし フェデラーは 単なるテニス選手ではない。
  その証拠に 世界中の人々から 愛され 尊敬を 勝ち取っている稀に見る人物なのだ。

  ニコルと 友人のニコラ と 一喜一憂 の午後を過ごした  ロジャー・フェデラー 7回目の優勝おめでとう!!!