一昨日、金曜日。 絶対「90億円」のユーロ宝くじ射止めようと朝から 勇んで引越し屋の仕事にも力が入った。
相棒のパウロも 「13日の金曜日は 絶対だ! もし俺が 月曜に仕事に来なかったら 当たったからだと 思ってくれ・・・」
なんせボクは 7百万円ぐらいまでは なんとかその価値を実感出来るような気がするのだけれど・・・。
ユーロ宝くじ「9百万ユーロ」と言われても ここスイスでは金はスイス・フランを使用しているわけで単位も違うし・・・。
先日告白した通り 金には疎いボクは誰かが教えてくれるまで この宝くじは「9億円」だろう・・と思っていたのだ。
悪い仲間にそそのかされる形で ボクはここ一ヶ月ぐらい前から 毎週金曜日にこの ユーロ」宝くじを買う楽しみが
身に付いてしまった。実は買い方も知らなかったのだけれど ポルトガル人の仲間(皆買っている)が買い方指導してくれ
(何のことはない、ただキヨスクに行って おばさんに 11フランぶん下さい・・・と云うと 機械を通して行き当たりばったりな
番号を5個と 2つの番号を 印刷した紙を渡してくれるだけなのだけれど。)
最近金曜の昼休みはこの宝くじの件で 盛り上がある 「もし、当たったら・・・」というやつだ。
皿包の女の子は 「当たったら 不幸になる・・・」と云うから 買わないのかと思ったら 「買うことは買う」のだそうだ。
それにしても 90億とは滅茶滅茶な単位だ、なぁ! だとしたら3週間前のは 13億円ではなく 130億円だったのか。
これだけ盛り上がったのに 実際はこの日の夜 仕事で遅くなって 宝くじを買うことが出来なかった。
夜7時半までに 買わなければいけないのに 7時過ぎに駅に着いて 買おうと思ったら 一銭も財布に入っていなかったのだ。
これが 「13日の金曜日」でなくて なんであろう・・・・。(この日の朝 対向車であるトラックから鉄片が落下して 3D
の如く 我々に襲いかかった鉄片を 奇跡的にかわしたのに・・・。)
そんな週末の今日、日曜の朝 可愛い 子犬を見かけたのだ。

子犬を撮るも その上の小麦色の脚が ボクの集中力を阻害して いい写真を撮ることが出来なかったの図
バスに乗って街に戻り ウディ・アレンの新作 「To Rome with Love」という映画を見るため映画館に入るが ボクの大好きな島で買った
上着をどこかで落としてしまい 気落ちして映画を見る。 実は相方には言ってないが 今年でこれで 2回目上着を 落っことしているのだ。
映画は なかなか愉快だった。イタリアにはいろいろ思い入れのある相方には 特に楽しめたようだ。帰りあまりの寒さに バスで帰ろうと
街のバス停に行くと バス停横の中世の教会の前にボクの大好きな上着が落ちていた。