拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

怒りの雲

  昨日は誰のブログ、ツイッターを 見ても 原爆或いは広島原爆について 書いていた。

  ボクが特別 教養がないのかバカなのか 北海道の片田舎で生まれ育ったボクは 原爆の話などほとんど聞かなかった。
  もちろん中学や高校の社会の時間なんかで 広島・長崎に原爆が落とされ、日本は降伏した・・・というような感じで
  話を聞いた様な気がするけれども それ以上突っ込んだ原爆の話 落とされた広島や長崎が どうなったのか?・・・  
  などという話は 学校でも家庭でも 皆無だった。
  広島にも行ったことがなかったし、 原爆ドームを見に行こうなどとも 思ったことがなかった。

  ただ、何時だったか なんのきっかけであったか 覚えてないが 
  あのような 凄い爆弾を いくら戦争中とはいえ 無抵抗な市民が生活している街に 凄い爆弾(原子爆弾)を
  落とそう・・・という決定を下した アメリカの当時の指導的立場にいた者に対して 怒りが湧いてきた事があった。

  それまで聞かされていた話~ 原爆のおかげで 戦争が長引いてもっと犠牲者がでたのを防ぐことが出来た・・・。
  長い間、そんな話を無邪気に信じていたのだ。

  単にボクが馬鹿なだけではなく やはりアメリックス政策にのっとっていたであろうから 原爆を批判する話など
  する人が いなかったのか? また北海道では あまりにも遠い所の話なので 誰も関心を持たなかったのか?
  入手する情報手段も 少なかっただろうし メディアも当時から 統制されていたのだろうか?

  何れにしても こんどのフクシマのことが なかったら 正直ボクも これほど広島原爆の日を 意識をしなかったであろう。

        
                    愚かさを 極めた形か キノコ雲 怒り悲しみ 御霊(みたま)印して :一撮                          
               
                               (この5月に アパートから見かけた 不気味な雲)