拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

~輪廻転性~

  仏教って何ですか?・・・って きかれた事・・・、一度だけある。仕事仲間のボルトガル人が 運転中に尋ねてきた。
  ボクは答えることが出来なかった。禅の深淵さは わかったつもりでいたけれど 「深淵さ」に囚われすぎて
  実際には何も 解っていなかったのだ。

  今は 多少抹香臭い 仏教語だけれど 「安楽の法門」である・・・と答えたい。
  身も心も楽ちん・・・な生き方の教え、と。

  輪廻転生という 言葉があり 一般には仏教の思想であるように 捉えられているが 
  それは大間違いで 輪廻転生からの「解脱」が仏教の基本なのだ。

  しかも、輪廻転生では 死んだら別なものとして また生まれる・・・みたいな 我々が生きている次元とは
  全く別な話になってしまっているが、 
  これを「輪廻転性」の人の心の状態という「性=タチ」として この言葉を捉えると そこからの「解脱」
  の意味が活きてきて 仏教となるのだと思う。

  我々は 地獄ー餓鬼-畜生ー修羅-人間-天  六道輪廻の迷界の住人で そこからの「解脱」こそが釈迦の教え
  つまり仏教であり、「安楽の法門」なのだ。

  ボク自身の生き方をちょっと観だだけでも ある瞬間は天使、つぎの瞬間は餓鬼、そのまた次の瞬間は人間・・・
  と心持ちが 一瞬たりとも定まっていない ふらふら人間だ。

  どれもが ボクであり どれもが ボクではない そういった境地・・・そのあたりに「安楽の法門」があるように思う。