拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

“ 魂ピューター ”

 ボク達の社会は 情けを解しないコンピューターによる 管理社会にまっしぐらに進んでいるようだ。
 
 政治、経済を牛耳る上層部の人間は 幼い頃から損得至上主義で育てられた 電脳化の完璧効率主義者たちなのだ。

 相方ニコルの職場でも 今日会ってきた従姉妹のダナの職場でも効率ばかりがクローズアップされて人間性などは
 問題にされない傾向にどんどんむかっている。

 ダナの友人の看護婦の職場の話はその典型的な事柄で ボクの琴線は 悲しみに震れた。

 深夜 患者さんが 水を飲みたくて 看護婦さんを呼んだとする。
 これまでの看護婦さんは 自分で起き上がれない患者さんに 水を飲ませてあげ 気分がどうか 尋ねてあげたりする。
 
 しかし、これからは上からの指示で  看護婦は 患者と自らの行いを逐一 分単位で コンピューターに記録する事が義務付け
 られ 怠けをコントロールする形で 患者と看護婦という人間的な ふれあいを奪いとっていく・・・。

 そういったことが 社会にどんな弊害を与えるか、電脳管理者には わからない・・・。

 ボク達は コンピューターの素晴らしい面を活用して 人間性豊かな社会を 築いてゆかなければ。

 完全に “金ピューター”の 奴隷に される前に 他を思いやる事が出来る 人間を育てて行かなければ。