拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

寒中見舞い

  天気は わりといいのに ビーズ(この地方の北風)で しばれる(北海道の方言で物凄く寒いの意)一日だった。

  高校卒業するまで 北海道に住んでいて マイナス20度で 鍛えられたが 同時に室内の調整の効かない石炭ストーブ
  の熱で甘やかされた結果 猫のように 寒がりになってしまった。

  まして スイスのアパートの暖房施設の完備(うちはスチーム暖房)により 冬でも常に温かい環境にいるので
  もうダメだ。 あの日本の 重い布団に入り込んで 吐いた息がハッキリ見えるくらい 寝室が寒かった事が 信じられない。

  そういう意味では ボクは今現在 皆が夢見るような理想的な 家に住んでいるとも 言えるが 心身共にたるんで
  来ていることも 間違いないことを思うと それがいいのか どうか? (イイに決まっていると思いたいが)

  それで思い出したが 禅の修行中 冬でも風のない夜は 窓を開けて坐っていたけど いかにも寒々とした風景だ。
  しかし その寒さゆえに 自然と下っ腹に力がこもる仕掛けに なっていた。 下っ腹が充実していると不思議に寒くない
  だけではなく 感情の寒暖にも 左右されにくい 質になっていく。
  
  腹の力がすっかり抜けてしまった現在 ボクは どちらの寒暖にも ビビリまくっている。

      
           心頭を 滅却すれば 火もまた涼し ➔➔  その逆も また然り