拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

食欲の晩秋:豚カツ by 外人

 今日は琴線というより 『舌線』により触れた話。

 スイスに来てから ボクにとって日本食の代表一番は いつのまにか『豚カツ』・・・ということに なってしまった。
 その理由は 相方が 揚げ物が出来ない、というのか?しない? というか。

 そのせいか、ボクにとって 揚げ物は 野菜天ぷらにせよ、唐揚げにせよ、超贅沢食品ということになっている。

 先日、日本に帰った時も 飛行機から降り立ってまず食べたのが 『カツ丼』で、帰りの搭乗前に空港食堂で食べたのが『カツ丼』であったのだ。

 (帰省中、子供の頃お世話になった儀姉は ボクの子供の頃の大好物『赤飯』を作ってくれたが アラ還のボクは少し照れくさくて
  今はそんなに赤飯に未練はないよ・・・という素振りを見せたけど 実際食べてみて それは琴線が震えたほど 美味かった・・・。
  それは 本当に おふくろの味で、 何かというと『赤飯』を作ってくれた 母を思い出した。)

 『豚カツ』から話がそれてしまったが、昨夜友人宅に招かれたのだが、その前夜に『何がイイ? ラックレット Or カツ丼?』という選択で迫られた時
 ボクは内心あきれて 『なんという質問をするんだ!』・・・ということで 昨夜は友人フランソワーズによる『豚カツ』をごちそうになったが
 その美味いこと! 最近胃の調子が 今ひとつなのだが 有無をいわさず 豚カツ2枚 と ご飯2食を さらっと 平らげたのであった。

 外は 木枯らしが吹きすさぶ 真っ暗な夜 友人宅に招かれて 皆で舌鼓を打つのも 寒さ厳しい冬の 過ごし方なのだろう。

        
                                揚げたての豚カツに 相方が唾を飲み込んでいる図