拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

Nuit Images 2014

  夏の2週間のバカンスが始まった土曜の夜 我がローザンヌ・エリゼ写真美術館主催、恒例の『Nuit Images』=写真の夕べ・・・に出かけた。

                     

  ここの新ディレクターがかわってから第二回目になる『Nuit Images』・・・今回は特に何か物足りない気がした。
  この催し物を実現するために沢山の協賛の企業や団体が関わっている事はわかるが、いちいち名前を挙げて感謝を述べる時間が著しく長いことに疑問を  
  感じた。いまヨーロッパでは日没が夜の10時頃であるから、そもそも始まる時間が遅いところにディレクターの挨拶が長過ぎる。
  それと敷地内4ヶ所に設置されているスクリーンのメイン・スクリーンで取り上げられたテーマは戦争写真で、写真家がその写真を解説するというもので
  テーマそのものに文句は無いが、いきなり重いテーマで一時間以上にわたって視聴させるのはどうだろうか。夜の野外で大スクリーンで写真を見るのを
  楽しみに来ている一般の人々はどう受け止めただろうか。

            
             毎年 写真により親しみましょう的コーナーが設けられるが、今年はチャップリンのコスプレに、振付師がショート振り付け
             し、その間に面白い写真を撮る・・・というもの。アイディアは良かったが、振り付けがもう一つだった事とチャップリンの
             音楽がなかったたことが、盛り上がりに欠けた原因となったと思う。