拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

優しさで勝る者こそ優勝者

 ボクの写真シリーズで『Kanji World』っていうのがあって、感じ=漢字=(どちらも視覚的)・・・的な世界に我々日本人は生きていますよ~てな意味合いの
 作品なんですが、我々の言葉、日本語は中国から輸入した漢字を非常に巧みに取り入れているところに常に感心するんです。

 それで、もっと大感心するのが、『漢字』ですね。これを『創造』した中国人というのは本当に偉大であると、今回、勝ちにこだわる世相を表した
 『勝ち組』・・・(これはもうすでに古いですかね)、新しいところでは『新自由主義』という市場原理主義=儲けた者が勝ち組・・・みたいな世相が
 それこそグローバル化して貧富の格差が世界的に問題化してる時、勝って負けた者をかえりみることのない風潮を思う時、
 『優れているから勝った』と思っているであろう人々を思う時、『優勝者』という自分とは普段縁のない言葉について、ふと考察した時
 『優勝』の『優』は優れているという意味と同時に『優しい』という意味の形容詞である事を発見した時・・・改めて漢字を創った人は偉大だと
 思わずにはいられなかったのです。

 漢字はいつ創られたのか?わがブッダ以前であろうに・・・漢字にはすでに『仏心』が込められていた、ということであろうか?

                
                 知ってましたか?ヨガの創始者は猫であったことを。この柔軟さを我々は学ばなければ・・・