ボクの中では多分、もっとも縁のない国アフリカ、そしてお面。
ただ、何故か昔から木製のお面には(どこの国によらず)漠然とした畏敬の念を持っている。
15年以上も前のこの時期、ボクがガイドをしている頃、ローザンヌの駅前にクリスマス目当ての小屋が出て
その一つに、アフリカ面を売るアフリカ人の店があった。
ボクはその小さな小屋いっぱいの掛かっているアフリカ面と棚におかれているアフリカ彫像に惹かれた。
どれもアフリカの土の匂いがするようで、なんでも新品のように理路整然としたスイスの有り様とは全く違った様相に
強く惹かれたのかもしれない。
そしてまた、売っているアフリカ人のオッサンがアフリカ面そのものの面相で実にいい顔をしているのだ。
多分一週間ほど続いた店に2,3回ボクはその店に出向いて、このオッサンにコーヒーなどを買って持っていった。
ある日、このオッサンが『どれか好きなお面があるか?』と聞くので、ボクはいろいろあるのをジックリ見てそのうちの一つを
選んだ。オッサンはそれを『本来は120フラン(1万2千円)のところを90フランでどうだ』・・・というのだ。
ボクは正直欲しかったけど、金がなかったので買うことが出来なかった。

お面は買えなかったが、許しを得て彼の写真を撮ることが出来た

これが今年の夏、90ユーロから60ユーロにまけてくれたアフリカのお面
この時期、ローザンヌにもいろいろな小屋店が沢山でているが、昔のようにアフリカ面の店はでてないようだ。