拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

遊戯三昧

  仏の道を開いた釈尊がオギャーっと生まれた時、四方に7歩あるいて『天上天下唯我独尊』を宣言した。

 

  前回のブログで私は勢い余って『修羅場』・・・なんていう言葉を使ってしまった。

  当の本人は『修羅場』など一度も踏んだことがない…あるとしたら、映画か小説の出来事をいつの間にか自分に実際に起った

  事であると思いこんでいるのだろう。

  しかし、事態が修羅場になるずっと前の、まだ小波の状態である『場』は山ほど経験したかもしれない。

  これまでの人生でいろいろな土俵に上がった。

  それぞれの土俵にそれぞれのルールがあり、結果を出さなければ土俵を降ろされる場合のときは、それなりに頑張ったものだ。

  頭を使い、体を鍛えて・・・。

  しかし、禅の土俵に立ったときは、これまでの体験は一切役に立たなかった。だいたい時間は一直線に進んでいないのだから

  過去の経験なんか何の役にもたたないし、そもそも『土俵』なんか無かった。

  あるのは 『天上天下唯我独尊』だけ。   それがわかれば『遊戯三昧』なのだろうなぁ〜