拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

梵踊り

  一昨日の13日に久々に姉に『観電話』した。

  姉『明日、子供たちとお墓参りに行くんだけど、お盆だね〜』

  私『えっ!、そうかお盆か・・・』

  姉『え〜っ、お盆だから、電話くれたのかと思った〜』 

 

  じつは私の辞書には『お盆』はほとんどない。  

  高校1年半ばまでは、私には先祖が無く、半ば以降母が亡くなって母が先祖になったけれど『お盆』を迎える風習は

  私には芽生える暇がなかった。 だから、姉が普通に『お盆に墓参り』の風習を子供たちと執り行っているのを聞くと

  不思議な気がしたのだ・・・。なんせ、姉の息子は私が卒業した中学で英語の先生を皮切りに、教頭、校長となって

  今、北海道の小さな学校で校長先生だし、娘は保険所の〇〇長として働く一児の母だ。

  普通の家族で育たなかった我々姉弟は、それぞれ、それなりに家族を築いたということであろうか。

         

  昔の写真をみていたら、円覚寺の境内で行われていた『盆踊り』の写真が見つかった。

  多分、接心の時であったと思う…。接心中であれば本来『盆踊り』などに参加しないはずであるが・・・

  しかし、そもそも『盆踊り』は空也上人の『念仏踊り』が源を発して供養の意味もあるだろうし、いいだろうよ。

 

  私の場合は『梵踊り』で、『梵』という字は『林+風』の字で成り立ち、林の上を吹く『風の音』を表すのだそうだ。

  私がこの時にやっていた公案が私を『観音』に導いたことを考えると、『梵』の字 が上等で、毎日が『お梵』だ。