海外(私の場合スイス)に住んでいると、当然今日本で流行っている言葉に疎くなるが、それでもインターネットのお陰をもってなんとか付いていってる感はある・・・。
一時期、婚活とか就活とか聞いた時、なんの事か耳で聞いただけではわからなかったもので、文字を見てなるほど…と思ったものだが、まさか『終活』なんてモノのが出てくるとは驚いたことをおぼえている。少子化でなおかつ老齢化社会に突入して久しいのだから、まぁこんな言葉が出現しても当然なのかもしれない。
そこで、今の時代を反映するという意味で今一番考えなければいけないのは『AI時代』ということと、一方で彼の出現でせいで世界の秩序が一気に滅茶苦茶になっている『トランプ現象』・・・というような事があるよう思う。
これまでも、私達は時代の混迷に巻き込まれていたが、今回の『AIやトランプ』の出現ほどではなかった・・・と思えるほど、世の中は『不確実な不安』に誰もがおちいっているだろう。
そういった意味では、まさに今こそ『禅活』というようなものに、心を傾ける時代なのではなかろうか…などと私は思う。逆に言えばかってのオーム真理教のような人心を惑わす新興宗教が跋扈(ばっこ)する時代であるとも言えるが・・・。
私は今、『禅活』と言ったが、それは2500年に渡る伝統をもつ仏教を根底とした日本禅仏教の教えを意味している。
三法印と呼ばれる、仏教の根本理念『諸行無常・諸法無我・涅槃寂静』が言う、『諸行無常』〜混迷の時流にあって、『諸法無我』〜時流に流されない自己・・・そういった自己の確立が是非とも必要でその為の『自観(時間)』を持つという意味での『禅活』つまり坐禅に日常的に勤しむことが、とても大切な時代になっていると私は思う。
〇〇活というよな、流行語では流行が終われば、廃れてしまう活動であるが、『禅活』というのはまさに『生老病死』の人間の一切合切(いっさいがっさい)を包括しているという意味で、『全(禅)活』ともいえる。
義父母の眠る墓にある樹木・・・見事に絡み合いながら、バランスがとれている!
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