拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

禅というディープラーニング

結局『Ai』というのは人間の脳の模倣で、『Aiの研究』は『人間の研究』であった。

その『人間性の探究』のパイオニアは釈尊で、『仏教』というものを編み出し、2500年という時空を経て、優れた仏教徒たちによってネットワークするうちに、『禅・Zen』という誰もが仏性に覚醒する方法を打ち立てたわけだ・・・。

だから、近年研究者たちによって『Ai』を進展させる過程で、様々なAi用語を産んだが、それらはほとんど全て仏教徒たちによって、はるか昔に編み出した用語の模倣でしかない。

『ディープラーニング』という一見新しそうな用語も、禅で言えば『修行』だし、般若心経で言えば『行深般若波羅蜜多時』であり、『無理会にむかって究め来たり、究め去るべし…』の大燈国師遺戎で、禅書を探り出したらきりが無い程沢山の用語で溢れている。

そういった意味では、過去の『死語』に近いような沢山の『佛語』が、ゾンビーのように墓場から活き活きと生き返って立ち現れて来ていることに気付いている者は少ない。

 

ただ『Ai』は膨大な知識の集積だが、『禅』はその知識の完全なる払拭・・・という形で、Aiとは全く正反対の『行』であることが、面白いといえば面白い。

『禅』というディープラーニングの先に何があるのか?

それは一言でいえば、『人間性信頼の絶対回復』・・・ではないだろうか。それ故の『天上天下唯我独尊』なのだ。

 

先日、映画スーパーマン『マン・オブ・スティール』を観ていると、『S』というコマンドキー(Command Key)をマシンに差し込むことが重要であることが解ったが、我々人類が2500年前に遺伝子『DNA』に秘められたキーワード『縁』を『覚醒』し、それが日本に来て聖徳太子によって『和』という新キーワードに収束したことを、踏まえ、我らが『Ai』というマシンに差し込むべき最重要コマンドキーは『和』であることを認識すべきは、人類の平和を願う者として確認し、提言しておきたい・・・。

         

          マン・オブ 馬の骨より提言『和!

 

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