拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

還暦と縁起

最近Youtube動画で、『みうらじゅん』にハマり何本か観て、馬骨のやっている事と同類で同延長線上にあるなぁ〜・・・の感しきり。

娑婆のよしなし事を、『オヤジギャグの境涯』に引き下ろし、まったく別物の目線で新たな意味づけをして人々に披露する・・・手腕は素晴らしく、じつにオモシロイ!!『アウト老』とか『老けづくり』とか。

なんでも幼少の頃から、『仏像好き』だったそうで、仏からエロまで、それこそ色即是空空即是色の観自在ぶりは、痛快で、辛気臭い仏教をポップに魅せるユニークなオッサンだ。

彼は私より6歳下であるが、武蔵野美術大学卒だそうで、私がしこしこ居士林に通って只管打坐していた30代、彼は友人等とオモシロ可笑しく飲み遊んでいた・・・という対象的違いが、『オヤジギャグの境涯』の発露に違いとして若干あるが、まあ似たようなモノだ…。

 

ひたすら『只管打坐』をしていた時期、約10年間というのは、それこそ何も考えていなかったわけで、『ム〜・・・』としているなか、『?!』の瞬間が何度かあり、それを既成の佛語なんかで磨き上げると、それらの佛語がキラキラと光り始め、日常用語と思っていた普通の言葉が意外な意味をもつ佛語であることが解ったりして、ついに『漢字方程式』にまできてしまって、我ながら、『みうらじゅん』だなぁ〜と思うが、それもこれも私が僧侶ではなく、無責任なただのオッサンの立場であることもあるだろう。

 

私は頭の回転が人一倍遅く、還暦を迎えた時期(13年前)にようやく『還暦』の意味がわかったが、『還暦』というのは、一人ひとりにある『仏性』が覚醒しようと(それが縁起)起こした思いや出来事の各個人の歴史を省みる行為・・・という馬骨定義。

今年伏見稲荷大社にある茶屋での一撮。日本は『縁起モノ』で溢れているが、本当にそれを『縁起』にしている者が少ないのが、残念な気がする・・・。

 

 

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