SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、**Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)**の略。2015年9月の国連サミットで採択された、2030年までに達成すべき国際目標標で、世界中の国々が、より良い未来を築くために取り組むべき指針として掲げられた。
例えば代表的なものをいくつか紹介すると…
番号 目標
① 貧困をなくそう(No Poverty)
② 飢餓をゼロに(Zero Hunger)
③ すべての人に健康と福祉を(Good Health and Well-being)
④ 質の高い教育をみんなに(Quality Education)
⑤ ジェンダー平等を実現しよう(Gender Equality)
⑥ 気候変動に具体的な対策を(Climate Action)
⑦ 平和と公正をすべての人に(Peace, Justice and Strong Institutions)
2015年というと、私はまだ引越屋時代で忙しく、『SDG`s』…と聞いても何のコッチャと上の空だった。
その『SDG`s』は、2018年スウェーデンの15歳の少女グレタさんが現れ環境保護活動が開始され一層この目標というのが世界的に認知されることで、マスコミなどは『SDG`s』を大いにもてはやしていた。
2017年に私は定年退職したので、気持ちに余裕ができたのか、世間がもてはやす『SDG`s』について、私なりの考えで、『大いにものを大切にする精神』と捉えて、それならば、『禅修行によって育成する人間像』そのままではないか・・・などと思ったものだ。
しかし、その後世の中は、2020年にコロナ感染問題、2022年ウクライナ侵攻、2023年武装集団ハマスがイスラエルを襲撃することで、イスラエルのガザに対する報復攻撃がはじまるなどして、『SDG`s』の言葉は雲散霧消し、2025年1月『アメリカ・ファースト!』と宣言したトランプが2度目の米国大統領になったことで、『SDG`s』という人類にとっての希望の目標は完全に消えたといえるだろう。
しかしながら、そういった世間の喧騒に一切煩わせもされず、禅寺というところでは、千何百年にもわたって『自灯明・法灯明』という形で『SDG`sの灯明』を守り続けて来ている、事実を私たちは知らなければならない。
私たちの伝統文化には底しれないモノが秘められている…。

禅的『SDG`s』とは、『仏道無上誓願成』に他ならない・・・
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