拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

『柏手と合掌』の不二

 私を『考えるな、漢字ろ!』・・・に気づかせてくれたのは、伏見稲荷大社の『鳥居』が

『開』の字に観えたことだった。

『門』が寺を表し、『鳥居』が神道で、その二つが合わさった『開』…つまり『神仏習合』で『東洋の真髄』の謎を解く(開く)キーワードとなる・・・と漢字(感じ)たわけだ。

なぜ、そんなことを思いついたのか?というと、仏陀の『悟り』をもっとシンプルに人に伝えるに、なんか良い方法はないか・・・というようなことを退職後考え続けていたからだと思う。

それは『考えるな、漢字ろ!』からいつの日にか『漢字方程式』なんて言う、一見カッコいい馬骨造語にまで昇華したが、その第一の理由に、2022年のノーベル物理学賞で『量子もつれ』を研究した3人の物理学者が受賞したが、『重ね合わせ、もつれ』ということが盛んに問題にされた頃、私も『仏語漢字』を研究する過程で、漢字にも『重ね合わせ・もつれ』があり、それが仏教的に非常に重要な意味を持っているのでは…と思った事であった。

私が自らの意思で禅修行を停止し渡欧した頃、私の公案の拈提(ねんてい)は、『観音』・・・というような処に落着しようとし、それがどういう意味を持つか?・・・ということがその後の課題で、『観音』を発酵の種として長年の発酵作業をへてようやくいくらか熟成の今日此の頃、いろいろなことを考えるわけである。

そうした時、『合掌』のことを思ったときに、ふと『柏手』を考え、『あぁ…これは観音で聞くと、不二であるなぁ〜』・・・、つまり『合掌と柏手』は表裏一体で、『不二』なのだと思ったのである。

『柏手』の仕方(作法)もろくに知らない私が言うのもなんだが・・・。

私以上に、『合掌』や『柏手』についてなにも知らない日本人は沢山いて、知らずに『不二』を実行している国が日本なのだ・・・と私はつくづく思うのである。

  『 これを聞け 合掌・柏手 不二の音 観音さまが 願い果たせば 』 馬骨

 

 

 

 この記事が心に響いたら、応援クリックをお願いします!

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 禅・坐禅へ
にほんブログ村