拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

 女医の『眼』から鱗・・・

 今年の7月、私の健康は『最不絶調』となり、歩くこともままならない状態が3週間ほど続き、一体何ごとが私の身体に起こったか??・・・と思ったわけだが、

その1ヶ月まえより、ホームドクターである美人女医のススメによりコレステロール薬を服用していたが、それの副作用が原因である…と、私自身は信じて疑わなかった。

しかし当のドクターは、私の健康検査のデーターを元に、変種のコロナ風邪の仕業か何か・・・と考えているようであり、とにかくコレステロール薬を中止してしばらく様子をみようということになっていた。

あれから3ヶ月がたち、10月下旬に血液検査を行い、1週間後の昨日、その結果を検討するためにドクターに会ってきた。

コレステロール的には、総体的に数値は上がり、悪玉の数値は若干数値が下がっていたものの、依然本来あるべき数値よりコレステロール値が高い…という理由で、別なコレステロール薬を処方してくださった際に、私の意見も聞きたいとのことで、

私がその時なんとはなしに話たことは、

『我々日本人の平均体型はヨーロッパの平均体型に比べ小柄であるにも関わらず、薬量はヨーロッパの薬量をそのまま処方することに、疑問があるのですが・・・』的なことを話すと、

ドクターは、何やらコンピューターに向かって検索し、その結果文(フランス語)を私に見せた際、眼の輝きが一変したことは解ったが、フランス語を即読できない私は何が書かれていたのか解らなかったので、後で読むので血液検査表とそのAIに検索した文章をメールで私に送るようにお願いして帰宅した。

 

ドクターが『AI』で検索したフランス語文章を日本語に訳すとこう書かれていた

『 日本人はスタチンに対して、特に薬物動態および臨床反応の点で、より高い感受性を示すことが知られています。アメリカ心臓病学会(ACC)およびアメリカ心臓協会(AHA)のガイドラインによれば、日本人患者は、西洋人患者に通常使用される用量よりも低いスタチン量で、LDLコレステロール(LDL-C)の有意な低下や心血管イベントの減少を得ることができます。

この感受性は特にロスバスタチンで顕著であり、日本人では白人と比べて血漿中濃度がより高くなることが知られています。そのため、米国FDAはアジア人患者に対しては5 mgからの開始を推奨しており、白人患者の標準初期用量である10 mgより低く設定されています。さらに、増量時には慎重な対応が求められます。

実際の臨床では、日本人にはより低い初期用量のスタチンを使用することが推奨されています。なぜなら、白人と同等の脂質低下効果を、より少ない用量で得ることができ、副作用のリスクを最小限に抑えられるためです。[4] そのため、米国のガイドラインでも、患者の民族的背景や個々の反応に応じて投与量を調整することが勧められています。・・・以下(データーベースとなる資料を表示)

 

私はこれを読んだ時、女医の眼から鱗が数枚落ちた・・・ことを理解した。

というのは、私がドクターに会った時にした質問に『これまでこの薬で、私と同じような症状になった人はいなかったのですか?』に対し『こんな事は一度もなかった…』と答えていたのだ。

 

ドクターが検索に使ったのは『医療用AI』であったが、私の素朴な質問から、ドクターは賢い質問を『AI』に投げかけて得た『AI解答』は非常に有意義であった図

 

 

 

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