拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

『 力を貸してください … 』考

私の人生において、初めて『尊敬する人物』が『マハトマ・ガンジー』であったことは、我ながら今だに誇りに思える。

私が30歳の時(1982年)に観た、リチャード・アッテンボロー監督映画『ガンジー』に激しく心を揺さぶられた事を昨日のことのように思い出す。

何故あれほど、心を揺さぶられた・・・のか? 自分に問うて、自分なりの答を当時すでに持っていた。

それは直観的なモノであったが、『スピリチュアルな信念で、政治活動する生き様・・・』といったような、当時の自分からはまったく次元の違う、想像も絶する『道』を歩んだ人物がこの世にいたんだ…というような感慨であったように思う。

 

当時、禅修行初心者としてせっせと鍼灸専門学校と土日坐禅会に通う日々を送っていたが、『ガンジー』への尊敬の念というのが、その後の私の人生に何だかの影響を与えたか?というとはなはだ疑問で、彼の名前すら何時の日かすっかり忘れていたような・・・。

 

それが、2011年3月11日の東北大震災と原発事故が動機となって、スイスにいながら日本の政治に関心を持った時、『原発反対』と決起した山本太郎の活動を追う形で、それまでのノンポリを返上し、2012年の衆議院選挙で、60歳にして初めて投票に参加した・・・。

 

あれから14年の歳月が流れて、2026年今回の衆議院選挙・・・。山本太郎の政治活動を投票で応援してきて、選挙のたびにほぼ毎回落胆していたものだが、今回はまた一層の落胆、というか、病気で議員辞職した山本太郎の心中を思うと本当にやるせないが、一方で彼の精神のタフさを知っているつもりの私としては、何も心配していない、というのが本音だ。

 

  

    

 

太郎がいつも言う『力を貸してください!』・・・とは、私にとって法華経に登場する菩薩、

常不軽菩薩そのままで、『アナタはいつか仏に目覚める人です・・・力を貸してください!』と言っているのに等しく聞こえ、そしてそれはまた『茨(いばら)の道』にほかならない。

 

仏も菩薩も『慈悲と智慧』を深謀するもので、最も苦しんでいる人々に思いを寄せる『衆生無辺誓願度』が誓願の第一番目に来ていて、そこを山本太郎も言っているのだと思う。

今回の選挙結果というのは、そこの『認識のズレ』にあるのだと思う。

 

 

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