拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

沢の音

我々は旅先を金沢に変え、先日山中温泉へ一泊してきた。

電車を降りた駅は加賀温泉駅で、辺鄙な駅と思いつつ降りてみれば、意外に立派な駅とデパートが立ち並んで、へーっと思ったが、実際送迎バスが我々を運び入れた街は田舎然とした素朴な雰囲気の街であった。

送迎バスに乗っている間約30分ほどは陽光あふれる天候で、金沢市内より山桜があちこちに咲いて温泉地の風景に期待を抱いたが、ホテルに着き手続きを済ませて温泉街を散策に出かける頃には、予想外の土砂降り…、ホテルの人が玄関横にずらりと並んでいる長靴を指さしてこれを履いて行きなさいましとのこと、何十年ぶりか忘れたが久々に重たいゴム長靴を履き傘をさして人気のほとんど無いを散策。

それでも中心街のメインストリートには、九谷焼を中心としたお土産屋さんが立ち並んで、その中の一軒で、桐の木に漆の花模様のある花瓶を、人なっこいおばさんに進められるままに購入なんかしている内に雨は上がっていた。おばさんの話だと、午前中は風が強くて大変でした…とのことで、この辺りはとにかく天候の変化が激しい地域であることがわかり、我々はラッキーだったようだ。

 

  『 朝一の 露天の連れは 沢の音 芭蕉と聞くべや 山中の郷 』馬骨

 

観光ガイドブックにも出ていたし、街を歩いていると俳聖『芭蕉』の名前をいくつも散見したので、その昔松尾芭蕉が山中温泉にきていくつか俳句を残した事を売りにしているようだ。

私らの泊まりったホテルの露天風呂に、読みにくい字で芭蕉の句が、それとなく彫られた石碑があり、それはそれなりに、スイスの我が家が夢なのか、露天風呂で沢の音を聞いている自分が夢なのか・・・と、惑わせるほどに温泉の効能とはべつに効果があった。

          長靴に傘の杖の馬骨爺イ(二日前より風邪で…)

 

  金沢は一面、加賀であり民芸の『刀をくわえた獅子頭』を前に一撮

獅子等は私の幼少時の個人的『縁起モノ』であったので、非常にうれしいかった図

 

 

 この記事が心に響いたら、応援クリックをお願いします!

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 禅・坐禅へ
にほんブログ村