拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

五月とは・・・

 天候不順の今年、花粉症はこないのかな?・・・と油断させておいて、たまに晴天の五月下旬のある日、花粉はしっかりとやって来た。
 しかし、昨年に比べるとずっと軽い気がする。

 4,5年前から?花粉症になって思い知らされることは、『気持と環境』のことだろうか。
 人の気持は本当にデリケートで、天気のよし悪しが気の持ちように大きく影響を与えることは、日常体験しているわけであるが、
 ボクはこれまでそういったことを無視することができていたのが、花粉症のように目鼻に対する攻撃から心理的神経系統に及ぶといろいろ愚考するものだ。

 そんな時いつも思い浮かべるのは、昔このブログにも書いたボクの中では最もエグい映画2本のうちの一つ・・・『ハプニング』だ。
 風が吹くと自殺したくなる・・・というようなストーリーで非常におぞましいシーンの連続だった。

 今考えると、これはある種の『花粉症』だったんだなぁ~と思う。(花粉症から発想されたストーリー?)
 考えてみるとあらゆる薬も植物から作られていて、抗鬱剤とか精神に影響を与えているわけであるから、鬱に作用する植物成分もあるに違いない。
 そう思ってググってみると、自殺者が一番多い月は5月と6月だそうで、単なる社会制度の歪だけではなく、こうした気候+植物+天体の位置などによる
 環境の変化が人体の心と身体に影響を与えているのだろう。

 春になると気が塞ぐひとは、その事でさらに自己嫌悪などにならず、『花粉』のせいだ・・・ぐらいに思って気に留めないことだ。と自問してみる。

 それにしても、暖かい・・・と思っていたら、急に寒い天気! やっぱ気が滅入るよね。5月30日だというのに・・・・