拈華微笑

自ずと示される道は、自ら歩むことで到る・・・自然

エリゼ写真美術館~パスポート写真マシーン

 先週土曜日 地元のエリゼ写真美術館に足を運ぶ。毎月第一土曜は入場無料になる。

 正直な話、 ここで見た写真で感銘を受ける・・・・事というのが 無いので(やっている写真展を全部見ていないので
 見逃してしまったものもあるだろうけど。) 無料で見られることは 大変ありがたいのだ。(市民の権利であるけど。)

 今やっている写真展は http://www.elysee.ch/ タイトルは「カーテンの裏で…」というもの。
 テーマ:は駅や街角にある・・・日本語で何ていうのか忘れてしまった・・・写真自動撮影現像機?或いは フォトマシーン?
 で撮った写真・・・であった。
 
 テーマとしては 面白そうだが 映像的に面白いものが見られるかどうかについては かなり懐疑的な面持ちでのぞんだ。

 そして案の定 退屈な写真であった。  ただ一つを除いては。

 それを紹介する前に 驚いたことを一つレポートしたい。それはこの自動撮影マシーンの まさにカーテンの裏で
 キッスするカップルというのは 可愛いのであるが、 中にはズボンを下ろして大事な所を撮っている野郎どもが
 いたのだ。そういう写真が数点ズラリと展示してあるだけでは 足りないのか 子供の視線でよく見られる位置に
 ガラスケースに入った写真は なんと・も・・・云えない、子を連れた親ならば赤面し 無垢な子供は必ずそれに
 ついて親に説明をもとめるであろう・・・写真が展示されていたのだ。(いくらなんでも?と首をかしげる展示)

 そう、ただ一つ退屈ではない 感銘を受けた写真があった。それがなんと澤田知子さんの写真であった。

 まさに百面相の姿を 自動撮影マシーンで撮った写真をズラリと展示。 これは圧巻。
 彼女の写真は 同じセルフポートレートでもこれとは少し違ったテーマのものを写真集で見たことがあった。
 木村伊兵衛賞を受賞している。