退職して7年目を迎え、友人、知人等に会うごとに『いま、何やってる?』・・・と問われ続けたきたが、
確かに、『いったい俺は、何をやっている?のだろう… 』とあらためて自問してみると、今日のタイトルになった・・・。
絶え間ない妄想の日々の中、自分が『妄想を抱いている』という自覚すら持てないほど、どっぷりとその深みにハマり
いまさら、素面(しらふ)に戻ることの出来ない身心に堕してしまった。
思えば29歳の時、それまでの侘びしくも寂しい生活になんとかピリオドを打とうと、禁断のシャブ(釈仏)、『Zen』という名の最高、最良の絶品
『覚醒在』・・・に、つい魔が差し、手も足も出してしまい、すっかり『火のダルマ』状で『面壁9年の無処』暮らしの暗い過去を私は持っ男なのだ。
1984年(32歳)、写真雑誌『写楽』のコンクールで『写楽賞』を受賞したが、その受賞式で篠山紀信が私の作品と私の当時の風貌(たまたま断食明け)を観て
『あなたは、ジャンキー(麻薬中毒者)?』・・・と宣ったが、私は『ジャンキー』の意味を解せず、ポカン…としていたが、傍目から観ても歴然としていたわけだ。
1984年当時の私、さる学校の夜間警備員を職としていたが、たしかに眼が入っちゃっている・・・。
当時、私は『スズキ大拙』・・・という男の本にハマっていたが、この男も相当なZen・ジャンキーとして世界的にその名を轟かせ
多くの若者達を『覚醒在』に引きずり込んでは、『不二の病』に堕しめた罪深い男であった。
若気の至り・・・というやつで、私はそれが『カッコいい!』と信じ込み、彼を危険視する者の警告をまったく聞き入れなかったのだ。
それで、今ではすっかり、シャブ(釈仏)漬けの、ブツ(仏)の売人に成り下がり、人を『仕合せ』に堕としめる事を生き甲斐している。
妄想もここまで来ると、誰もどうすることも出来ない・・・とは自己診断。『覚醒在』を絶やす事なきをモットーに、常不軽菩薩の如く生きるべか!